大きなサイズで見る(全17件)
「KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-」は、tarkov shooter part 3「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」のCGライブシーンを中心に 、新規パートを加え再構成したシリーズ最新作。8月16日に封切られ 、10月には興行収入3億円を突破 、現在も応援上映を中心に各地で上映されている。本日寺島らが体験するULTRA 4DXは 、映画に合わせた座席の稼働や、風や水しぶきなどの演出が楽しめる4DXと 、3面マルチプロジェクションが特徴のScreenX上映を組み合わせた形式 。さらに「KING OF PRISM」ではおなじみの応援上映も行われるとあって 、寺島は「今日は未体験のエンタテインメントを体験できるということで、楽しみにしてきました!」、五十嵐は「歴史が動くんですよ。それに立ち会ってるんですよ、皆さん。覚悟はいいかい!」とファンに呼びかけた 。
プリズムショーの大会「PRISM.1」の実況中継という形で 、本編のほとんどがショーで構成されている今作 。ショーが始まればスピンに合わせて座席が回転するように揺れたり、タイガとアレクのバトルではひときわ激しく揺れが起きたりと 、プリズムスタァのアクションに合わせて座席が動き、プリズムショーをダイナミックに体感させる 。ユキノジョウやミナトのプリズムジャンプでは水しぶきが上がり、炎が燃える場面では熱風が吹きかかるなど、海や空、宇宙など壮大な空間で繰り広げられる多彩なプリズムショーを 、4DXが立体的に演出。ScreenX特有の左右のウイングスクリーンには観客席が広がり 、没入感を高めていた 。それらの演出に、8月から応援上映を重ねてきたファンの洗練されたコールや歓声が重なる。ULTRA 4DXの技術だけではなく 、ファンの応援が重なって生み出される一体感に、登壇者たちも終始笑い声や驚きの声を上げていた。
「楽しかった」「すごかったね」と興奮気味の一同は、再び壇上へ。感想を聞かれた菱田総監督は改めて「日本(アニメ)初ということで 、ありがとうございます。アトラクションでしたね」と感謝を述べる。また「プリズムショーとULTRA 4DXが合ってるんですよね 。周りにも観客席が映ってて、本当にいる感覚になれる。僕らのためのULTRA 4DXだと思う」というコメントには、観客からも同意の拍手が上がった 。
寺島はシンの連続ジャンプの際の座席の激しい揺れに触れ、「映像と座席の衝撃がリンクしてるから、(作中の)会場にいた人の気持ちがわかりますね 。普通に観てるときは素晴らしいショーだから 、なんで0カラット?ってなるんですけど、ULTRA 4DXで観て初めて 、過度なプリズムは『お腹いっぱいだよ!』ってなっちゃうというのを体感できた」と語る 。菱田総監督もうなずきながら「(ジャンプは)4つくらいまでがちょうどよかったね(笑)」と笑った。五十嵐は「音が形になるというか、ミナトのジャンプの飛んでから終わるまでのストーリー性 、ドラマを改めて体で感じられた」と感想を述べた 。
過去に「KING OF PRISM」シリーズの「DJパーティ付き上映」などにたびたび出演していたDJ KOOだが、舞台挨拶への登壇はこれが初めて 。アレクのショーではtrfの楽曲「survival dAnce~no no cry more~」が使われており 、DJ KOOは観客とともに盛り上がれたことを喜びつつ「アレクのバトルシーン 、ヤバイバルダンスでしたね ! ベースの音がずしんずしん来て、ライブ感がマシマシでした」と語った。もともとDJ KOOは「KING OF PRISM」の元となったアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」で 、登場キャラクター・DJ.Cooのモデルになった人物。菱田総監督とは2013年の「プリティーリズム・レインボーライブ」制作発表以来の邂逅とのことで 、「その時と同じ赤の革ジャンを着てきました」と重ねてきた歴史にも触れた。
ULTRA 4DXだけでなく 、間近で体感した応援上映にも感動した様子の一同。五十嵐は「4DX+応援上映という畳みかけ 、イマーシブエンタテインメントの最前線に我々いるわけですよ。皆さんの声が彼ら(キャラクター)を勇気づけてるのもすごく感じるし、物語がより重厚になる感じがしていて 。応援上映って尊いなって」としみじみ語る 。菱田総監督も「前に川崎で観たときよりも口上が増えてるし、長くなってるし、さらに完成度が高まってて。総監督としてはうれしいです」とにっこりとファンに微笑んだ。
ScreenX上映にあたり、左右のウイングスクリーン部分を制作を手がけたのは韓国のCJ 4DPLEX社。制作を担当した映像プロデューサーも「KING OF PRISM」のファンであるとのことで、舞台挨拶に際してのメッセージが紹介された。「『KING OF PRISM』を愛する気持ちをたくさん込めて 、皆さんを3面のプリズムショーのど真ん中に連れて行くべくがんばりました。ときには会場内で流れるペンライトの波を、ときには我々を横切るプリズムスタァたちを感じながら、もっと煌めく没入感を感じてください」という海外からの熱いメッセージに 、ファンも大きな拍手を贈った 。
気になる今後の構想を尋ねられた菱田総監督は 、「タイムマシンをいま作ってる(笑) 。がんばって作りたいと思います」とコメント 。さらに最後の挨拶では「3億突破したということで 、そろそろ、"圧”はね、次に行くべきなんじゃないかと思います。“圧”の次 、なんだろうね。もっと未来に前向きな言葉に変わるといいなと思ってるので、宿題だね。“圧”のその先へ進めるようにがんばっていきたいと思います」とファンに語りかけた 。